◆2019/12/2
バンコク・
サトリーウィッタヤー2高校
(Satriwitthaya2
@Bangkok)
日本の伝統芸能「狂言」を楽しんで頂きたい、より分かりやすいワークショップを届けたいという思いから、有志の方々との共同作業により、プレゼンテーションにタイ語翻訳を表示。多くの方に「伝わる」ワークショップを目指しました。

狂言クイズや着付け体験なども取り入れ、観客一体型の構成にしたことで、最初は堅苦しい雰囲気だった学生さんたちが、自然と笑顔に!

狂言の感情表現や動物の鳴き声など、擬音語と擬態語を身体と口を動かして学び、実際に体験していただきました。

今回は、タイ在住で、生田流沢井箏曲院 坪井紀子氏(TSUBOI Noriko)と、狂言と箏によるコラボレーションを初披露。日本の伝統芸能について更なる興味関心を広げて頂けたのではないでしょうか。
箏の音色に合わせた謡と舞。優美で素敵な時間となりました。



【PROFILE】
坪井紀子氏 Ms. TSUBOI Noriko
幼少の頃より母、坪井光枝に箏の手ほどきを受け、のちに生田流沢井筝曲院 沢井忠夫・一恵の内弟子となる。NHK邦楽技能者育成会終了後、カリフォルニア大学サンディエゴ校へ音楽学部講師として5年間派遣される。
2001年よりタイ在住。バンコクで後進の指導にあたりながら、タイ国内はもとより日本、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、フィリピンなどで、様々な分野の音楽家やアーティストとの共演を含めた演奏活動やワークショップなどを行っている。

◆2019/12/3
バンコク・
シーガン(ワッタナーナンウッパタム)校
(Seekan
(Wattananunupathum)
@Bangkok)
内容
狂言の解説、狂言ワークショップ(狂言の名乗り、笑いと泣き、すり足、山伏歩き、くさびら歩き)、狂言鑑賞「盆山」
初めて訪れたバンコク・シーガン校での狂言ワークショップ。約70名の高校生にご参加いただきました。

体験の時間を多く取ったことで、狂言の独特なせりふ、面白おかしい狂言の動きなどに、たくさん触れて頂くことが出来ました。学生の皆さんは大変積極的に参加して下さり、「笑い」の全員合唱も大変賑やか。



狂言独特のキノコ役「くさびら歩き」では,会場内を所狭しと走り回る、学生の皆さんの熱心で楽しそうな姿!少規模ワークショップでの醍醐味を感じることができました。


バンコク最大の発行部数を誇る日本語の週刊無料情報誌
『週刊WISE(ワイズ)Np.692号』に、「タイ・狂言ワークショップ2019」記事が掲載されました
『週刊WISE(ワイズ)』は、バンコク在住日本人の No.1情報源として16年毎週欠かさず発行されているというフリーペーパー。全80ページに及ぶこの情報誌は、タイのローカルニュースをはじめ、ビジネスニュース、タイ進出日系企業情報などのビジネスマン向けコンテンツから、バンコクのレストラン、美容、不動産、リクルート、習い事、クラシファイド欄といったバンコクでの生活に関わるあらゆる情報を網羅し、在タイ日本人に役立つ情報が満載です。バンコク在住の方はぜひお手に取ってご確認ください。
また、インターネットにて『週刊WISE(ワイズ)No.692号』pdfデータも公開されています。ぜひご高覧ください。(全80ページ)
https://www.wisebk.com/
https://www.wisebk.com/magazine/79120/ (PDF 35ページに掲載)
本誌記事掲載に当たり、ご尽力賜りました『週刊WISE(ワイズ)』 山形様に改めて感謝申し上げます。

◆2019/12/4
ピサヌローク県・
ナレースワン大学
(Naresuan University
@Phitsanulok)
※本ナレースワン大学でのワークショップは、盤谷日本人商工会議所様より御助成をいただきました。
内容狂言の解説、狂言鑑賞「盆山」、狂言ワークショップ(狂言小舞「兎」の謡)

ピサヌローク県・ナレースワン大学での狂言ワークショップは,近隣の高校からも参加者があり,約300名という大勢の学生の皆さまにご参加いただきました。

タイ語のプレゼンテーションを活用しながらの解説のあと、泉愼也、山本豪一による狂言、「盆山」の鑑賞。

その後、狂言小舞「兎」の謡(うたい)をお稽古する、少し難易度の高い狂言ワークショップに挑戦!
まずは、基本となる「挨拶」「正座の作法」「姿勢」、そして、狂言ならではの声を出すための「呼吸法」についてもレクチャーいたしました。面白おかしい狂言の要素とはまた一味違う日本の伝統芸能の一面を、全身で体感して頂けたのではないでしょうか。
繰り返しお稽古すること、日々の積み重ねが大切であることを感じ取ってもらえたのなら大変嬉しいです。



ナレースワン大学でも、皆様の積極的な姿勢には感心するばかり。日本文化に真剣に向き合う姿を拝見し、演者として胸に迫る感動を覚えました。
